Local Gear Solid 〜BOOKOFF Eater〜 序章 ブクオフイーター作戦  少佐「スネーク、潜入地点に到着したな」 スネーク「ああ、少佐」 少佐「任務内容の確認をする。    君が居るA地点より、東に1km程進んだ所にBOOKOFFがある。    そこに、小学時代のご学友・タロー君がバイトをしているはずだ。    そのタロー君に顔を出して来るんだ」 スネーク「ああ、了解だ」 少佐「それと、クールボーダーズ2と魔王ダンテ2巻を購入するのも    忘れるな」 スネーク「了解した。これよりBOOKOFF Eater作戦を開始する」 ついに開始された史上最大のBOOKOFF Eater作戦。 果たして、スネークの行方は? 次回 第1章〜狙撃とファミレス〜に乞うご期待! 第1章〜狙撃とファミレス〜 スネーク「少佐、歩道橋に到着した」 少佐「スネーク、そこからは敵の動きも良く見えるが、    敵からも君の動きが筒抜けになっている・・・    長居は禁物だぞ」 スネーク「了解だ。これより、歩道橋を渡る」 スネーク「・・・うわっ!」 少佐「どうした!スネーク!」 スネーク「今、狙撃を受けた。この強風の中でだ!」 少佐「スネーク、敵の位置は確認できるか?」 スネーク「・・・ファミレスの裏に小さな公園がある。      恐らくはそこからだろう」 少佐「ファミレスだと!」 スネーク「どうかしたのか?少佐」 少佐「スネーク。ファミレスと聞いて何も思い浮かばないのか?」 スネーク「・・・はっ!ファミレスと言えば」 少佐「ファミレスと言えば?」 スネーク「仙堂麻尋!」 少佐「スネーク、そうじゃない」 スネーク「済いません、つい」 少佐「ファミレスと言えば、相摩希だ」 スネーク「何だと・・・少佐!裏切ったな!」 少佐「スネーク、落ち着くんだ!」 スネーク「うおっ!」 少佐「どうした!スネーク!」 スネーク「2度目の狙撃を受けた。      今ので右目をやられた」 少佐「大丈夫か!」 スネーク「ああ、左目があればエロ画像は拝める」 少佐「なら、問題ない」 少佐「それよりも、今、君はスナイパーライフルを持っていない。    だから、その地点より敵を倒すことは不可能だ」 スネーク「それなら、どうすればいい?」 少佐「その公園までは、約何メートルある?」 スネーク「・・・」 少佐「聞いているのか!スネーク」 スネーク「ああ、済まない。      ファミレスのカップルに変な目で見られたもので」 少佐「・・・で、スネーク。その公園まで何メートルだ?」 スネーク「・・・ざっと、30m以上ある」 少佐「う〜ん。    スネーク、さっさと歩道橋を渡るんだ。    その敵のことは無視しろ」 スネーク「いや、しかし」 少佐「スネーク、逃げることも必要だ    この任務は、無駄な戦闘は極力控えて遂行せねばならん」 スネーク「・・・了解した」 思わぬ敵の攻撃で右目を負傷したスネーク。 果たして、この歩道橋の先に待ち受ける運命は! 次回 第2章〜歌を歌うABB〜に乞うご期待! 第2章〜歌を歌うABB〜 ♪♪〜〜〜♪♪〜〜〜♪♪ ♪♪〜〜〜♪♪〜〜〜♪♪ ♪♪〜〜〜♪♪〜〜〜♪♪ スネーク「ん?何だこの声は?」 少佐「スネーク?どうしたんだ?」 スネーク「歌が聞こえる・・・」 少佐「歌か・・・スネーク、とりあえず物陰に隠れ、様子を見るんだ」 スネーク「了解した」 ・ ・ ・ 少佐「詳細は分かったか?」 スネーク「どうやら、人間のようだ。今、双眼鏡で確認している」 スネーク「・・・身長は俺より低い、ダルマのような体格をしている。      更に、頭は角刈り、自転車に乗ってこちらへ向かっている。」 少佐「スネーク、相手は必死か?」 スネーク「ああ、かなり必死なようだ」 少佐「スネーク、そいつはABeBeじゃないのか?」    ※小学時代のお友達・アベ君じゃありませんよ。 スネーク「!!」 スネーク「これより、射殺する」 少佐「待てっ!早まるなっ!今回の任務の目的を忘れたか!」 スネーク「しかしだなっ!」 少佐「今回の任務では無駄な戦闘は極力控えるように言ったはずだ!    今、そこで敵に見つかれば、君は生きては帰れないぞ!」 スネーク「だがなっ!少佐」 スネーク「あいつは、俺が6年間否定し続けてきた人物像の人間だ!      そして、奴は俺の感覚を踏みにじった!      俺がどんな苦しみに耐えてきたかも知らないのに、奴はっ!」 少佐「スネーク、落ち着くんだ!」 スネーク「少佐・・・」 少佐「スネーク、この任務が終わったら、果凛に会わせてやる。    それでどうだ?」 スネーク「そうやって、物で釣るつもりか?」 少佐「・・・」 スネーク「・・・」 少佐「ここで死んでは意味がないんだ。    分かるな、スネーク」 スネーク「くそっ!・・・了解した。      ABeBeが通り過ぎるまで、ここで待機する」 少佐「良く我慢してくれた、流石だスネーク」 スネーク「・・・」 ・ ・ ・ ♪♪〜〜〜♪♪〜〜〜♪♪ ♪♪〜〜〜♪♪〜〜〜♪♪ ♪♪〜〜〜♪♪〜〜〜♪♪ ・ ・ ・ スネーク「どうやら、行ったようだ」 少佐「それでは、スネーク。先へ進んでくれ    BOOKOFFまで、あと少しだ」 スネーク「了解した」 過去の因縁を振り払い、新たに先へ進む決意をするスネーク。 目的のBOOKOFFは、もう目の前だ! 次回 第3章〜潜入!鉄壁要塞BOOKOFF〜に乞うご期待! 第3章〜潜入!鉄壁要塞BOOKOFF〜 スネーク「こちら、スネーク。BOOKOFF近くに潜入した」 少佐「敵の数はどうだ?」 スネーク「さすがに敵の要塞近くだけあって、警備の数が半端ではない」 少佐「まずは敵の目をかいくぐり、BOOKOFF正面まで潜入しろ」 スネーク「了解」 ・ ・ ・ スネーク「少佐。BOOKOFFの正面に到着した。      BOOKOFF内部には確認できるだけで9人の警備がいる」 スネーク「強引に突破するか?」 少佐「待て!スネーク。いくら君でも9人を相手には出来ない」 スネーク「それならどうやって?」 少佐「スネーク、BOOKOFFには宅本便と言うシステムがあるのを知っているか?」 スネーク「ああ、ダンボールに売りたい本を詰めて宅急便で送るシステムだろ?」 少佐「そうだ。即ち、BOOKOFF内部には無数のダンボールがある」 スネーク「そうか!」 少佐「つまりは、どこからかダンボールを調達して来て、    それをかぶって潜入すれば、バレはしないはずだ」 スネーク「だが、どこでダンボールを調達すればいい?」 少佐「どこかに転がってないか?」 スネーク「この周辺にはないな」 少佐「そう言えば、スネーク」 スネーク「ん?」 少佐「さっき狙撃を受けたときにファミレスがあると言っていたな?」 スネーク「ああ、そうだが」 少佐「そのファミレスの倉庫にダンボールはないのか?」 スネーク「その手があったか!」 スネーク「だが、またあそこまで戻るのは至難のわざだ。      それに、まだあの狙撃手がいるかも知れない」 少佐「う〜ん。その近くに飲食店はないか?」 スネーク「・・・ん?少佐、マツヤを見つけた」      ※高校時代の友達のマツヤ君ではありません 少佐「ダンボールは?」 スネーク「ないな・・・くそっ!」 少佐「・・・」 スネーク「ん?」 少佐「どうした?スネーク」 スネーク「マツヤにはなかったが、近くのコンビニにごみ箱を発見した」 少佐「・・・で?」 スネーク「これより、このごみ箱をかぶって潜入する!」 少佐「・・・スネーク、冗談を言っている場合か」 スネーク「いや、少佐。かの有名なメモ○ーズオフと言うゲームには、      ごみ箱を担いで町内を一周したと言う、凄いヒロインが居たんだ」 少佐「はぁ・・・一体、何を考えているんだ君は?」 スネーク「つまりは、姿を隠せればいい」 少佐「スネーク、何で私がダンボールを使えと言ったのかを覚えているか?」 スネーク「姿を隠すためだ」 少佐「それもあるが、BOOKOFFには宅本便と言うシステムがある。    そこで初めてダンボールが役に立つんだ。分かるな?」 スネーク「・・・そうだった。済まない少佐、俺が間違っていた」 少佐「話は振り出しに戻るが、ダンボールの調達はどうする?」 スネーク「・・・ファミレスに戻る」 少佐「・・・分かった。くれぐれも慎重にな」 スネーク「了解した」 ・ ・ ・ 20分後 ・ ・ ・ スネーク「狙撃手はもういないようだな」 ・ ・ ・ 20分後 ・ ・ ・ スネーク「少佐。BOOKOFF正面に到着した」 スネーク「これより、ダンボールをかぶって潜入する!」 少佐「ああ、万が一バレるようなことがあれば、真っ先に逃げるんだ!    分かったな!」 スネーク「了解した。これよりBOOKOFFへ潜入する!」 無駄なやり取りを経て、ついにBOOKOFFへ潜入を果たす。 果たして、スネークはこの任務を無事に終えることが出来るのか? 次回 第4章〜3年B組の因縁〜 第4章〜3年B組の因縁〜 スネーク「少佐、BOOKOFFへの潜入に成功した」 少佐「まずは、クールボーダーズ2と魔王ダンテ2巻を探してくれ」 スネーク「その2つはどこに?」 少佐「ゲームコーナーと文庫コーナーにあるだろう?」 スネーク「それがどこなのか聞いている」 少佐「スネーク、それくらい自分で探せ。    昔のゲームなんてヒントは全て自分で探したものだぞ」 スネーク「・・・了解した」 ・ ・ ・ スネーク「少佐、ゲームコーナーに到着したが・・・」 少佐「どうした?」 スネーク「クールボーダーズ2がないっ!」 少佐「何だと!もっと良く探せっ!」 スネーク「しかし、スポーツ欄にもレース欄にもない」 少佐「う〜ん・・・仕方がない。先に魔王ダンテ2巻の奪取を」 スネーク「了解」 ・ ・ ・ スネーク「大変だっ!少佐」 少佐「どうした!スネーク」 スネーク「魔王ダンテ2巻もないっ!」 少佐「そんな馬鹿な・・・」 スネーク「少佐、1巻ならあるがこれじゃダメか?」 少佐「馬鹿言え、2巻でなければ意味がない」 スネーク「そうか・・・そうだな」 少佐「それでは、この任務の最大の目的、タロー君に会って来い。    今回はこれが完了すれば問題はない」 スネーク「それなんが・・・少佐」 少佐「どうした?」 スネーク「さっきからレジをチラチラ見ているが、      店員が1人しかいない上にタロー君じゃない」 少佐「・・・何てことだ」 スネーク「少佐、どうすればいい?」 少佐「う〜む、何の成果もなく帰還すれば、我が部隊は解体されてしまう」 スネーク「・・・ん?」 少佐「どうした?スネーク」 スネーク「少佐!良いものを発見した」 少佐「何だ?」 スネーク「『アダルトDVD・150円均一』だそうだ」 少佐「何だと!」 スネーク「・・・」 少佐「それで、スネーク。誰のDVDがある?    古都ひ○るや桜○音はあるか?    それにしても、150円か。    10枚買っても1500円だな。    おい、スネーク。どうなんだ?    古都ひ○るや桜○音はあるのか?」 スネーク「しょ・・・少佐。もっと静かにしゃべってくれ。      鼓膜が破れる」 少佐「ああ〜早く見たい!    スネーク、早く買ってきてくれ!」 スネーク「少佐!      人の話を聞いているのかっ!」 ブィィィ〜〜〜ン!ブィィィ〜〜〜ン! スネーク「しまった!今の大声で見つかった」 少佐「何をやっているスネーク!」 スネーク「・・・元はと言えば――」 スネーク「ん?」 少佐「どうした?スネーク」 スネーク「・・・」 少佐「どうしたんだ?スネーク!スネェェク!」 スネーク「お前は?・・・」 少佐「スネーク!誰かいるのか?」 スネーク「お前は・・・ブサチョンっ!」 少佐「何?ブサチョンだと!」 スネーク「間違いない。少佐、奴はブサチョンだ!」 少佐「・・・エロゲーの体験版が詰まったCD-ROMを2000円も出して購入した    あのブサチョンか?」 スネーク「そうだ。Web上で無料でDL出来るものを2000円も出して買った      あのブサチョンだ」 少佐「セノに紹介されて、好きな属性を聞かれた、あのブサチョンか?」 スネーク「そうだ。そのとき、俺が逃げ出した、あのブサチョンだ」 少佐「隣のB組で同人誌読破会を開いた、あのブサチョンか?」 スネーク「そうだ。あの悪夢の空間を作り出した、あのブサチョンだ」 少佐「卒業式に全校生徒でただ1人だけ私服で来た、あのブサチョンか?」 スネーク「そうだ。真っ黒いジャンパーに身を隠しながら、      卒業式に参加した、あのブサチョンだ」 少佐「2D魔人ブサチョン・・・」 少佐「それがなぜ今・・・」 少佐「しかし、スネーク。ここは逃げるんだ!」 スネーク「・・・」 少佐「スネーク!今、君は1人でそこにいる。    相手の数を考えてみろ!」 スネーク「・・・しかしだな?」 少佐「スネーク。私にいい考えがある」 スネーク「いい考え?」 少佐「そうだ。スネーク。一旦、BOOKOFFから出るんだ」 スネーク「・・・了解した。信じてみよう」 少佐「ありがとう、スネーク。    さあ、早く逃げるんだ!」 過去の因縁と対峙したスネーク。 2D魔人・ブサチョンに対抗する少佐の考えとはいかに! 果たして、スネークはこの局面を脱することが出来るのか? 次回 最終回 終章〜雪を駆ける〜に乞うご期待! 終章〜雪を駆ける〜 少佐「スネーク!BOOKOFFを出たら、右前にある本屋へ急ぐんだ!」 スネーク「了解!そこで何をすればいい?」 少佐「その本屋でグラビア雑誌を買うんだ」 スネーク「何冊?」 少佐「敵の数からして10冊あれば足りるだろう」 スネーク「到着した!これより購入する」 少佐「急いでくれ、スネーク!追っ手はすぐそこまで来ている!」 スネーク「少佐!購入した!」 ズキュ〜〜ン! スネーク「うわっ!」 少佐「大丈夫か!スネーク」 スネーク「ああ、髪をかすめただけだ」 少佐「スネーク、早くその雑誌をばらまけ!」 スネーク「了解した」 バサッバサッ! 少佐「スネーク、早く逃げるんだ」 スネーク「了解」 ・ ・ ・ スネーク「はぁはぁ・・・」 少佐「スネーク、追っ手は?」 スネーク「・・・今のところ来ていないようだ」 スネーク「ん?」 少佐「どうした?」 スネーク「少佐!他の兵士は撒(ま)けたが、ブサチョンだけが追って来ている!」 少佐「何だって!・・・そうか」 スネーク「何だ!少佐、何か知っているのか?」 少佐「奴は完全に2D魔人になってしまったようだ・・・」 少佐「そうなった奴は3Dの雑誌など効果がない」 スネーク「!!」 スネーク「敵が1人なら、この散弾銃で!」 少佐「ムダだ!スネーク、奴には対戦車ミサイルでも通用しない」 スネーク「くそっ!」 少佐「そうか!」 スネーク「何か良い考えが浮かんだのか?」 少佐「詳しい話は後だ。スネーク、その道を直進し、右に2回曲がり、    1度左に曲がってくれ」 スネーク「そこになにがある?」 少佐「本屋だ!」 スネーク「また本屋か?」 少佐「いいから行くんだスネーク!」 スネーク「了解した」 ・ ・ ・ スネーク「少佐、本屋に到着した」 少佐「スネーク、早く中に入るんだ!後ろからブサチョンが迫って来ている!」 スネーク「!! 了解!」 少佐「中に入ったら、奥にある一角へ行くんだ」 スネーク「ああ」 スネーク「くっ!少佐、ブサチョンに追いつかれる」 少佐「スネーク、急いでくれ!」 スネーク「少佐!到着した!」 少佐「スネーク!そこに電○姫があるだろう!それをブサチョンに!」 スネーク「ああ、これか?・・・それっ!」 ・ ・ ・ スネーク「・・・ん?」 少佐「どうした?スネーク」 スネーク「ブサチョンが何か言っている・・・」 少佐「何てだ?」 スネーク「『こんな良い本+体験版CD-ROMをくれてありがとう』と」 少佐「スネーク!やったぞ!作戦成功だ!」 スネーク「少佐、ブサチョンが嬉しそうにして帰ってゆく」 スネーク「さすがだな、少佐」 少佐「例には及ばんよ」 スネーク「はっはっはっ」 少佐「はっはっはっ」 スネーク「少佐、これよりロマンシングストーリーを聞きながら帰還する」 少佐「良く頑張ったな、スネーク」 スネーク「これも少佐のおかげだ。ありがとう」 少佐「何を水臭いことを、礼は無事に帰還してから聞かせてもらうよ」 スネーク「ああ、そうだな」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ スネーク「少佐、雪だ。雪が降ってる」 少佐「それはめでたいなぁ。任務達成の祝いをしてくれてるみたいだな」 スネーク「(そう言えば、何一つとして任務を達成できてないような・・・)」 少佐「何か言ったか?」 スネーク「いや、何も」 スネーク「それにしても、この雪・・・だんだん強くなってきたな」 少佐「吹雪になる前に帰還するんだ、いいな」 スネーク「了解した」 ・ ・ ・ 20分後 ・ ・ ・ !!! スネーク「うわっ!」 少佐「どうした!スネーク」 スネーク「少佐、今、狙撃を受けている。このブリザードの中でだ!」 少佐「何だと!」 スネーク「そうか、ここは潜入時に狙撃を受けた・・・」 少佐「歩道橋だ」 スネーク「あの狙撃手が戻っていたのか」 スネーク「ダンボールのときに居なかったから、てっきり帰宅したものだと・・・」 少佐「スネーク、傷は大丈夫なのか?」 スネーク「くそっ!足をやられた」 少佐「まずいぞスネーク、その傷では走ることは出来ない」 スネーク「つまり、逃げることは出来ない。そういうことだな?」 少佐「・・・ああ」 スネーク「倒すしかないのか・・・」 スネーク「ん?何だ!」 少佐「どうしたんだ?」 スネーク「ファミレス裏の公園・・・そこに人が立っている」 少佐「何?なぜ狙撃手なのに姿をさらすんだ?」 スネーク「少佐、何かこちらに叫んでいる」 少佐「何と言っているんだ?」 スネーク「『俺は、ジ・エンドウ!貴様に本当の終焉を見せてやる!』」 少佐「何だと!ジ・エンドウだと!」 スネーク「あの伝説の狙撃手・・・ジ・エンドウ」 スネーク「それに、あの左手に持っている狙撃銃は・・・」 スネーク「モシン・ナガンダム」 少佐「モシン・ナガンダム・・・マグネットコーティングが施された、あの伝説の狙撃銃」 スネーク「ああ」 スネーク「少佐!こっちは小銃と散弾銃しか持ってない、どうする?」 少佐「・・・」 スネーク「・・・くそっ!」 スネーク「ん?また、何か言っている」 スネーク「『貴様はわしのBBSを荒らしたことを謝罪しろ       そうすれば、貴様の命は助けてやる』」 少佐「BBS?スネーク、荒らしたのか?」 スネーク「そんなことはしていない!ただ・・・」 少佐「ただ?」 スネーク「書き込みはした」 少佐「どんな?」 スネーク「色々だ」 少佐「スネーク、その中に荒らし行為があったんじゃないのか?」 スネーク「・・・今、考えるとそれも否定出来ない」 少佐「ならば、スネーク。今すぐ謝罪の書き込みをするんだ」 スネーク「・・・ああ、そうだな」 スネーク「了解した。これより、謝罪の書き込みを行う」 「謝罪 投稿者snake   色々とすいませんでした。」 スネーク「書き込んだ!」 少佐「どうだ?ジ・エンドウの様子は?」 スネーク「・・・ゆっくりと背中を向けて、歩いていく」 少佐「許してくれたんだな」 スネーク「ああ、そのようだ!」 スネーク「ん? ジ・エンドウが居た場所に」 少佐「何かあるのか?」 スネーク「ああ、行ってみる」 少佐「気を付けるんだぞ」 スネーク「ああ」 ・ ・ ・ スネーク「これは!」 少佐「どうしたんだ!」 スネーク「少佐!クールボーダーズ2と魔王ダンテ2巻だ!」 少佐「何だと!本当か!」 スネーク「間違いない!」 少佐「良くやったスネーク、大手柄だ!」 少佐「これで我が部隊の解体は免れた」 スネーク「ああ、本当に良かった」 スネーク「少佐、これより帰還する」 少佐「ああ」 スネーク「少佐、帰還したら果凛に会わせてくれよ」 少佐「ああ、分かっている。真っ先にメモそれ(4作目)を持って行こう」 スネーク「そいつは楽しみだ!」 少佐「はっはっはっ」 スネーク「はっはっはっ」 こうして、スネークは無事に任務を終え、帰還することとなる。 そして、この任務の働きにより、伝説の称号・BOOKOFFを得ることとなる。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ???「はい。私です。」 ???「はい、無事に任務を達成しました」 ???「はい、彼らもそうです」 ???「彼らはジ・エンドウを本物だと思い込んだ様で・・・」 ???「はい、抜かりはありません」 ???「そうです。彼らには偽物を掴ませました」 ???「そのことに気づくまで、しばらくはかかりそうです」 ???「しかし、彼らもジ・エンドウの正体が――」 タロー「この私―― タローだとは夢にも思わないでしょう!」 完