ジベルニーのモネの庭

 

モネは1890年、パリの西約80kmの郊外にあるジベルニーに土地を購入。

以後、没するまでこの地で制作を続けました。モネはジベルニーに睡蓮の池

を中心とした「水の庭」、様々な色彩の花を植えた「花の庭」を造り、パリ郊外

の観光名所として多くの人が訪れるこの庭自体が、自分の「最高傑作」だと

モネ自身が言っていたといわれます。

 

モネは印象派グループの画家の中では最も長生きし、20世紀に入っても

『睡蓮』の連作をはじめ多数の作品を残した典型的な印象派の画家でありました。

 

モネは42歳でこの庭のある家を借り二人目の妻アリスと9人の大家族で、

この庭をゆっくりと自分好みに整えていきました。一見自然に見える庭ですが、

花の色や高さなどに気を配って植物を配してあります現在もモネのスタイルは

忠実に守られています「私は絵と園芸を除いては、無能な人間である」モネ

の言葉つまり庭自体が、絵と同じぐらいの情熱を持って作られた作品なので

 

モネが日本の文化に興味があったことは有名な話ジベルニーの家にモネの

絵は一枚もなく、壁には沢山の浮世絵が飾られています当時、日本の浮世絵

パリ万国博覧会で紹介され、パリではジャポネズムの一大ブームが巻き起こって

いました。

 

ジベルニーに移ってから十年後、やっと家が自分のものになり、そして新たに購入

した道路向こうの土地元からあった小さな池セーヌ支流の水をひきこんで拡大、

造園されたのが。素晴らしい睡蓮の庭ですが、モネは最初この庭を

描こうとは思っていませんでした「私は自分の庭にある睡蓮の素晴らしさに気付く

のに時間がかかった。睡蓮は楽しむ為に植えたもので、絵に描こうなどとは思って

もいなかった。風景の良さはすぐにわかるものではない。ある日突然、私は自分の

池の素晴らしさを発見した。私はパレットを手にした。その時以来、他のものを題材

にする事はほとんどなくなった。」(モネの言葉

 

世界の美術館にはいったい何点の「睡蓮」があるのでしょうか?なかでも、5年修復

を終えて2006517日新装オープン、パリのオランジェリー美術館「睡蓮の間」

は必見です弊社、八月フランスツアーではフランス添乗経験豊富な日本人添乗員

がジベルニーの良さをさらにお客様にご紹介致します。

 

添乗員のひとり言

「ジベルニーの売店はかなり充実です!!でも店員がやる気がないので、いつもレジ渋滞。」